膵臓がん National Advocacy Day
政策提言:6月10日 山本厚労副大臣へ「すい臓がん生存率向上のための施策への要望書」を提出しました
パンキャン米国本部では、膵臓(すいぞう)がんの予後改善につながる早期発見のプロジェクト(Early Detection Initiative:EDI)が開始され、また、日本でも早期発見のプロジェクトがスタートしつつあります。一方、日本では膵臓がんへの研究費が不足しており、改善が最も急がれている膵臓がんの研究及び、早期発見ツールの開発等が進んでいない状況があります。6月10日、山本博司 (やまもと ひろし) 厚生労働副大臣に面談し、膵臓がんの生存率向上のための施策について要望書を提出させていただきました。ご多用の中、お時間をいただきました山本副大臣、及び関係者の皆様ありがとうございました。出席は、パンキャンジャパン 眞島理事長、小崎理事、松本眞由美さん、田辺睦子さん、赤間純子さん、白岩剛さん、中川圭さんです。膵臓がんの環境がよりよく改善するために、多くの方にご協力をお願い申し上げます。
『[信頼できる情報源] 企業③ 中外製薬「がんサバイバーシップ―あなたのがんゲノム医療、はじまる。」』
パンキャンがご紹介する「信頼できる情報源」企業サイトの第3回は、中外製薬「あなたのがんゲノム医療、はじまる。」です。このサイトは、「①なぜ、がんの遺伝子を知る必要があるの?」「②がんゲノム医療の治療は、今までとなにが違うの?」「③がんの遺伝子をどんな検査で調べるの?」「④ゲノム医療はどこで行われるの?」の4つの質問からより深化させて、ゲノム医療をわかりやすく解説しています。これからのがん治療に必須となっていくゲノム医療。一般の方にはわかりにくい内容をより受け取りやすい形で発信しているサイトです。

Toshiya Abe, MD, PhD1; Amanda L. Blackford, ScM1; Koji Tamura, MD, PhD1; Madeline Ford1; Patrick McCormick, MB BCh BAO1; Miguel Chuidian1; Jose Alejandro Almario, MS1; Michael Borges, MD1; Anne Marie Lennon, MD1; Eun Ji Shin, MD, PhD1; Alison P. Klein, PhD1; Ralph H. Hruban, MD1; Marcia I. Canto, MD1; and Michael Goggins, MD1
1 Johns Hopkins Medical Institutions, Baltimore, MD
目的:サーベイランスを受けている膵臓がんの高リスクの人の中で、生殖細胞系遺伝子変異状態と既知の生殖細胞系変異のない家族歴(家族性リスク)による腫瘍進行のリスクを比較すること。
共催:NPO法人パンキャンジャパン・第49回日本膵臓学会大会
第3回パープルリボンチャリティゴルフを開催いたします。今年は、和歌山県立医科大学が主催する第49回日本膵臓学会が行われる和歌山市の有田東急ゴルフクラブが舞台となります。例年、膵臓がんの専門医も大勢参加されますが、がんサバイバー・家族、ご遺族、友人、ゴルフの好きな方も参加ください。最も難治な膵臓がんを克服するためにぜひご参加ください。お一人から参加できます。ご家族、親族のなかに膵臓がんを体験された方はぜひご参加ください。皆様のご参加をお待ちしております。
☞ 前夜祭・懇親会参加申込
ゴルフ・懇親会のお問い合わせ、お申込みは、山雄健次までメールでお願いします。
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海外ニュース:新規経口薬アテビメチニブに有望な結果
2025年10月7日
臨床試験の初期9ヶ月データは、新たに膵臓癌と診断された患者に対する有望な第一選択治療法の選択肢を示唆している
新規経口薬アテビメチニブ(IMM-1-104)を標準化学療法である改良型ゲムシタビン/ナビパクリタキセル(mGnP)と併用することで、膵臓がんの生存率が大幅に改善された。Immuneering Corporationは、進行中の第IIa相試験(初回治療の膵臓癌患者34名、中央値9ヶ月の追跡期間)における生存率と安全性の最新データを発表した。アテビメチニブ+mGnP投与群では、データが示すところによると:
本薬剤レジメンは試験患者において良好な忍容性を示した。好中球減少症と貧血(いずれも標準治療で一般的に観察される有害事象)を発症した患者は10%を超えた。新規有害事象は確認されなかった。

サバイバーストーリー:セカンドオピニオンが転機となった
2025年8月5日
ロブ・ビーラー 著者
2016年に姉のジェネルが膵がん診断を受けたことが、私が膵がんを知るきっかけでした。
彼女は他の病気と誤診されることが何度もあり、診断が確定した頃にはがんは転移しており、手遅れでした。彼女は診断から3週間後に亡くなりました。
■逆流性食道炎?それとも何かもっと深刻な病気?
2018年末、胃と背中の痛みと体重減少が始まりました。私はインディアナ州カーメルとマサチューセッツ州ボストンを毎週通勤していました。仕事の内容と出張はかなりストレスフルでした。胃潰瘍かもしれないと考えました。12月末に症状が悪化し、病院に行きました。逆流性食道炎と診断され、2週間薬を処方されましたが効果はありませんでした。別の薬を2週間試しましたが、効果はありませんでした。3度目の受診前に妻が「血液検査と画像検査を要求しなさい」と言いました。私はその通りにしましたが、医師たちは「逆流性食道炎だと分かっているから、無駄な検査だ」と反対しました。しかし私は粘り強く要求し、受けた画像検査で膵臓に4センチの腫瘤が見つかりました。
2019年2月1日、53歳で膵がんステージIIIと正式に診断されました。